コピーライティングの型2:AIDAの法則
今回はAIDAの法則についてご紹介します。
AIDAの法則はセールスレターでも、よく使われる型です。
AIDAの法則自体は古く、日本では伊藤博文が内閣総理大臣になった年である、明治31年にセント・エルモ・ルイスによって提唱された法則になります。
それでは、早速詳しい内容に入っていきましょう。
コピーライティングの型:AIDAの法則
セールスレターには型がある
以前、セールスレターには型という決まった話の流れがあるとご紹介しました。その時は、一番概念的に大きなQUESTと呼ばれる型を解説しています。
まだ読んでいないあなたは、こちらから
how-to-master-copywriting.hatenablog.com
最も基本的な型と言われるAIDAの法則
AIDAの法則は先ほども述べたとおり、提唱されたのが1898年(明治31年)と古いために、セールスレターにおいて最も基本的な型と言われています。
もちろん、セールスレター以外にも広告業界ではよく使われている法則なので、目にしたこともあるでしょうし、QUESTと比べると非常にシンプルでわかりやすい法則となっています。
それでは、AIDAを個別に解説していきます。
A:Attention(注意を引く)
AIDAの最初のAはAttentionのAです。つまり、注意を引くことです。
どのような広告であっても、見込み客の注意を引くことができなければ、存在を認識してもらえず読まれることもないです。
そのため、最初に注意を引く部分にセールスライターは一番力を入れます。
具体的には、
LPであればヘッドラインやヘッダーになりますし、テレビやラジオなら最初の冒頭部分のつかみになります。
また、ブログ記事ならタイトルですし、E-メールなら件名がその役割になります。
そのため、この部分には様々な工夫が今まで考えられており、セールスライターにとっては腕の見せ所ともいえます。
I:Interest(興味を持たせる)
ヘッドラインやヘッダーで注意を引いたあとは、「興味を持たせる」ことになります。
興味を持たせることで、見込み客はますます商品・サービスについて知りたいと思うようになります。
知りたいと思うことで、セールスレターに次は何が書いてあるか気になりますので、続きを読んでもらえることに繋がります。
D:Desire(欲求を駆り立てる)
Desireでは、見込み客に「欲しい!!」と思わせるために、見込み客の欲求を駆り立てます。
興味を持っていても、「欲しい!!」と思ってもらわないと購入に繋げることはできません。
そのため、見込み客の欲望や情熱など様々な角度から欲求を駆り立てることになります。
この時に役に立つ揺さぶるべき感情を以前ご紹介していますので、合わせてお読みください。
how-to-master-copywriting.hatenablog.com
つまり、ターゲットとなる見込み客の段階に合わせた欲求の駆り立て方をセールスライターは知っておく必要がありますし、研究するべき分野になります。
A:Action(行動する)
最後は、行動する。
つまり、購入してもらうために購入ボタンを提示する部分になります。
最後にハッキリと「購入してください」と見込み客の背中を押すことは、成約に結びつけるためには必ず必要で、
実際に購入してお金を支払う時になると、悩んだり、ためらったりする人は意外に多いものです。
そのためにも、最後まで気を抜くことなく、購入完了までの導線はこちらで主導する形で引くことが大切になってきます。
まとめ
今回はAIDAの法則をご紹介しました。
QUEST Formulaに比べてシンプルでわかりやすいと思います。これは、QUESTに比べ具体的に書いてあるからです。
ただし、AIDAの法則よりもQUESTの方が概念的に大きいです。それは、QUESTの方が色んな場面で広く使えることを意味しています。
つまり、QUESTの方が汎用性が高いということです。
そのため、まずはQUESTを勉強しておくことをオススメします。
しかし、どうしてもわかりにくかったり、使いにくい場合には実績あるAIDAの法則を使うようにするという順序でマスターすれば良いのではないでしょうか。
私の場合は、基本はQUEST Formulaで執筆することが多いですが、気が向いたらAIDAなど別の型でセールスレターを書くといった具合に、その時の気分で使い分けています。