相手を巻き込んだ前提で話をする効果
セールスレターは読んでもらえないと意味がないことは常々書いていますが、読んでもらうことができてもイマイチ反応が無いことがあります。
その原因を読み解くと、読み手が第三者目線で読んでいることがあるんです。
つまり、自分のことではなく他人事として読んでいるんです。
これでは、いくら感情を揺さぶっても意味がないですよね。
そこで、「相手を巻き込んだ前提で話をする」というテクニックがありますので、今回はそれをご紹介しすることにしましょう。
相手を巻き込んだ前提で話をする効果
他人事で読まれては感情を揺さぶれない
コピーライティングでは感情を揺さぶって、購買意欲を駆り立てるのが基本となっていますが、読み手の立ち位置によっては読み手の感情を揺さぶれないことがあります。
つまり、セールスレターで書いてあることを他人事として読んでいる読み手は、いくら不安を揺さぶろうとしても自分のこととして読んでいないので、全く心に届かないセールスレターになってしまいます。
これを防ぐための一つの方法として以前紹介したのが「あなた」という単語を使うということです。
記事はこちらを参照してください。
how-to-master-copywriting.hatenablog.com
つまり、「あなた!!」と呼ばれることで「私」が意識され、セールスレターの内容が私事として読み始めるキッカケになるわけです。
もう一つの方法として「相手を巻き込んだ前提で話をする」
そして、もう一つの方法としてご紹介するのが「相手を巻き込んだ前提で話をする」ことです。
これは、まだセールスレターを最後まで読んでいないにも関わらず、読んでいる前提で話をするということです。
例えば、
「○○ページに▲▲ということが書いてありましたけども、それをやれば□□の結果になりますよね?」
といった感じです。
また、以前ご紹介した「読み手の考えそうなことを先取りしてセールスレターに答えを書く」というのも同じ効果があります。
how-to-master-copywriting.hatenablog.com
このようにして、読み手が自分のことのように感じることで、初めて心を揺さぶることができるわけです。
もちろんテクニックなので過信はダメです
このテクニックはノウハウの部分なので、決して過信してはいけません。
例えるなら、料理の調味料のようなもので、食材がマズければ調味料を使おうが料理はマズくなるのと同じです。
つまり、リサーチをしっかりやって、基本的なセールスレターの型をマスターして、写経で売れるセールスレターを書く下地ができてから、初めてこのテクニックが有効となるのです。
結局、コピーライティングというのは誰でもマスターできるものですが、マスターするには努力が必要で、その努力の量と質の掛け算が他のセールスライターとの腕の差となって現れるわけです。
そのため、テクニックばかり起きかけても、いつまでたっても売れるセールスレターを書くことはできるようにならないので、地道に努力を積み立てていってください。
急がば回れですね。