人間のたった一つの行動原理(小ネタ)
こんにちは、にょびたです。
昔からなのですが、何かやる時に「サッと」すぐに行動に移すことができるものと、やらなければならない状態でも「なかなか面倒くさいもの」があってすぐに行動に移せないことがあります。
これは、誰しもが経験することですが、この行動原理を読み解くと、人間はたった一つの行動原理で行動していることがわかります。
しかも、例外なく全ての人間がです。
それを聞くと「うそ〜」と思われますが、これが事実なのです。
そこで、今回は人間の行動原理についてご紹介しましょう。
人間のたった一つの行動原理
ヒトラーからナイチンゲールまで
今回お伝えする行動原理は非常にシンプルで、一度聞けば誰でも瞬時に覚えることができます。
それは・・・
「痛みから逃れて、快楽を得ようとする」
たったこれだけです。
例えば、
ユダヤ人を大虐殺したヒトラーも、痛みから逃れて快楽を得ようとした結果、ユダヤ人の大虐殺に至りました。
ナイチンゲールも、痛みから逃れて快楽を得ようとした結果、他人を助けようと看病し続けたのです。
この二人は一見真逆のアウトプットではありますが、行動原理としては「痛みから逃れて、快楽を得ようとする」という共通の原理で動いているのです。
なぜ、アウトプットが人によって違うのか?
行動原理は同じなのに、先ほどのヒトラーとナイチンゲールの例でも、アウトプットとしては全くの逆になっています。
この違いはどこから来るのでしょうか?
それは、「何を痛みと感じて、何を快楽と感じるか?」の違いからきています。
つまり、
ヒトラーは「ユダヤ人の存在」を痛みとして感じていたので、その痛みを取り除こうと大虐殺に走ったと考えられます。
逆に、ナイチンゲールは「他人の痛み」を自分の痛みのように感じていたので、看護という行動でその痛みを癒そうとしたのです。
このように、何を痛みと感じて何を快楽と感じるかがキモになるというわけです。
言い換えれば、自分の脳を騙すことで、自分の行動をコントロールすることができるということになります。
「何を痛みと感じて、何を快楽と感じるか」は生まれつきなのか?
そこで、一つ疑問が発生します。
「何を痛みと感じて、何を快楽と感じるか」は生まれつきのものなのかとうことです。
最近の脳科学では、「人間の道徳観は、ある程度生まれつき持っている」という結論が出ています。
つまり、何が善で何が悪なのかは、「おぎゃ〜」っと生まれた瞬間から備わっている先天性の部分と、
生まれた後に経験する母国の文化や親の躾や考え方、学校などの教育で獲得する後天的なものがあるということです。
そのことを考えると、「何を痛みとして感じて、何を快楽と感じるのか?」という問いの答えも、先天性の部分と後天性の部分に別れると考えるのが自然です。
このことから、後天性の部分は後の教育や経験から作られるので、今からでも再教育をすることで、
あなたが「何を痛みと感じて、何を快楽と感じるのか」を意図的に変化させることも可能だということになります。
そこで有益と考えられるのが「脳科学」です
自己啓発セミナーや自己啓発本でも、この「何を痛みと感じて、何を快楽と感じるのか」を変化させるためのものが多くあります。
つまり、脳科学を利用した再教育を自己啓発として行うのです。
有名どころでは、NLPと呼ばれる神経言語プログラミングや、無意識を利用した自己暗示などがありますし、これからも数多く発明されることでしょう。
今回は自己啓発の詳細については省略しますが、どの自己啓発を選ぼうとも「何を痛みと感じて、何を快楽と感じるのか」を現代に都合の良いものに変化させるものになっているのです。
そのため、昔ながらの日本人のように精神論で行動を変化させる以外にも、科学的でラクに行動を変化させる方法があることも知っておいて損はないですよ。