人間は感情の動物
あなたは、何のために買い物をしますか?
また、人がお金を使う理由は何だと思いますか?
コピーライティングは商品やサービスを「購入してもらう」ための技術なので、なぜ人間が「欲しい!!」と思って購入する理由を知っておく必要があります。
そこで、人が商品・サービスを購入する理由について解説していきます。
人間は感情の動物
感情を得るためにお金を使って購入する
人間は感情の動物です。
喜怒哀楽はもちろん、もっと複雑な感情を持っていてその感情を得るために、お金を使って商品・サービスを購入します。
例えば、
「電車に乗る」という場面をイメージしてみてください。一般的には「便利だから」とか「早く目的地に着くことが出来るから」という理由で電車に乗ると思います。
しかし、
「感情を得るために電車に乗る」という観点から見てみると、「楽だから」とか「早く目的地に着いたという満足感」を得るために「電車に乗る」ということができます。
コピーライティングでは、人の心を揺さぶることが必要ですが、
「セールスレターの商品・サービスで、見込み客の欲しい感情が得られる」ということを伝えることと言い換えることができます。
"不安"を無くすことが出来る商品・サービスが多い
街中やテレビなどのCMや広告を見ていると、感情の中でも「不安」を刺激して、この「不安」を無くすことができ「安心感」を得られる商品・サービスが多いことに気づきます。
これは、人間はまだ決まっていない未来に関して漠然とした「不安」を誰もが持っています。
また、現状のままでいると限界を迎えるようなことでも、未来に不安を抱えることが多いです。
しかし、この「未来」への不安は、現実に目の前で不安が具現化していないので、見て見ぬ振りをしたり、先送りしたりすることがあります。
そのような、見込み客に対して、「現状のままでは不安に思っていることが、あなたが思っている以上に悪い形で具現化するので、今、商品・サービスを購入しましょう」というパターンが目立ちます。
例えば、
「人間ドック」を勧めるレターを書く場合、
今現在はわからないけれども、仮にガンができた場合、近い将来、あなたは死にますよ!
だから、人間ドックを受けてガンがないことを確認する。または、早期にガンを発見しましょう。
といった具合です。
ブランド物を買うような見込み客に対して、刺激する感情は・・・
他人に対しての「優越感」や最新の流行物を手に入れた「満足感」などになります。
「他人からどのように見られているか」を気にしている見込み客に対しては、ブランド物を手に入れときの「優越感」を刺激しないといけません。
また、同じ「他人からどのように見られているか」を気にする見込み客でも、ハイステータスな見込み客であれば、
ブランドを持つことで他人から変に思われない「安心感」を刺激した方が良いこともあります。
このように、同じようなシチュエーションの見込み客でも、手に入れたい感情の違いによって、コピーライティングではセールスレターの内容を変える必要があります。
そのため、以前記事を書いたように「リサーチ」段階で見込み客が何を考え、何を感じているのか?をしっかりと把握し、理解したセールスライターが、良いセールスレターを書くことに繋がります。
how-to-master-copywriting.hatenablog.com
このように、「人間は感情の動物」なので顧客心理をしっかりとマスターしたものが、コピーライティングをマスターすると言っても過言ではありません。