人生は壮大な科学研究だ
こんにちは、にょびたです。
サスペンスのドラマを母親がよくテレビで見ているのですが、研究員だった私から見て変なところがあります。それは、「クロロホルム」です。
サスペンス・ドラマでは、クロロホルムを嗅ぐとすぐに気絶してしまうのですが、本当のところはクロロホルムで気絶することはありません。
無理やり気絶させるためには、かなりの量をかなりの時間吸って酸欠になる必要があります。
DNAを研究する時には、クロロホルムをよく使うのですが、蒸発したクロロホルムを吸うぐらいでは、一度も気絶どころか体調が悪くなった人すら見たことも聞いたこともありません。
だから、サスペンス・ドラマのようにクロロホルムでは、人間を気絶させることはできないのです。
さて人生山あり谷ありですが、そんな中であることに気づきました。それは、「人生は壮大な科学研究だ」ということです。
人生と科学研究がどのように似ているのか、ご紹介します。
人生は壮大な科学研究だ
人生をうまく活かす方法を探ることと科学研究は似ている
自分の人生を思うようにうまく活かすために、あなたも日々努力していると思います。その時に、「あれをすれば、より自分にとって良いのではないか?」と思い行動しますよね。
そして、その行動の結果思うようにうまくいったり、いかなかったりします。
これが、非常に科学研究とよく似ているのです。
つまり、
「あれをすれば、より自分にとって良いのではないか?」というところは、科学研究では仮説に当たります。正式には、作業仮説と言います。
この作業仮説というのは、「もしかしたら、こうなっているのではないだろうか?」というものです。
例えば、
「水と油を混ぜれば、油が上に水が下に層になって分離するのではないか?」
というのが作業仮説です。
さらに、本を読んだり自己啓発セミナーに参加したり、またはお金儲けの方法を試したりする行動の部分は科学研究でいうと、「実験」に当たります。
実験は、実際に作業仮説を証明するために手を動かす部分になります。
先ほどの「水と油」でいうと、実際に水と油を混ぜてみることになります。
そして、「結果、自分の思ったようにうまくいく、いかない」というのも科学研究と同じです。
このように考えると、「人生は約80年間かけて行われる壮大な科学研究」のように私には見えるのです。
科学研究では仮説の99%以上が間違い
科学研究の世界では、作業仮説を確かめるために実験をするのですが、ほとんどの作業仮説は間違っているのです。
つまり実験を行なった結果、自分が思っているような結果が出ないことがほとんどなのです。
その場合に行うことは、実験結果を踏まえて作業仮説を立て直すことをします。そして、さらに実験を行います。
このように、仮説と実験を何度も何度も繰り返して、やっと知りたい結果が得られるのです。
ここで、人生に話をフォーカスしてみましょう。
人生と科学研究は同じです。
ということは、人生も科学研究のように仮説と実験を繰り返し繰り返し行う必要があるのです。
では、人生における仮説と実験は何だったか覚えていますでしょうか?
仮説は「あれをすれば、より自分にとって良いのではないか?」ということです。つまり、ヒラメキや興味のあることに対応します。
そして、実験は「実際に行動に移すこと」です。
だから、人生において何か自分の思い通りに結果を得るには、ヒラメキや興味のあることを行動に移すことと、それを結果が出るまで繰り返すことが必要なのです。
結局何が言いたいのかというと
科学研究はトライアンドエラーの繰り返しなのですが、人生も同じだと言いたいのです。
つまり、ひらめいたことや思いついたことを片っ端から行動に移すことで、失敗の連続になりますが、その失敗を踏まえて行動し続けることで成功に達することができるのです。
そう、人生もトライアンドエラーの繰り返しなのです。
そして、トライアンドエラーの中で人間は成長し、どんどん魅力的になっていくのです。
だから、失敗をあまり重く受け止めないようにしましょう。失敗は実験結果がたまたま自分の思うような結果が出なかっただけなのです。
その失敗も人生の糧になるので、気軽にトライアンドエラーを繰り返すことが大切なのです。
失敗を繰り返せば、その分自分の中で失敗する方法が消えていきます。
なぜなら、失敗したということは、失敗する方法がわかったということと同じことです。そして、人間はその失敗する方法をやらないようになるからです。
そして、人生の実験を繰り返しやり続ければ最後には「成功」しか残らないのですから。