映画の人物に感情移入してコピーライティングを上達させる方法
コピーライティングをマスターするには、様々なタイプの人々が感じている感情を理解する必要があります。
それは、見込み客の感情を揺さぶって購買意欲を向上させるのがコピーライティングの本質だからです。
簡単にいうと、「欲しい、買いたい!!」と思わせることがコピーライティングの目的の一つだということです。
そこで、今回は「映画の人物に感情移入してコピーライティングを上達させる方法」について書いていく事にします。
人生経験が豊富な人がコピーライティングの達人になれる
一人の人間が経験できることは、思っているほど多くない
あなたが今まで歩んできた人生は、あなたの選択の結果です。
しかし、「あの時に、違う選択をしていたら今はどうなっているのだろう?」と考えたことはありませんか?
そのようなことを考えていると、一人の人間が経験できることは、あなたが思っているよりも少ないと思えてきますよね。
コピーライティングは人生経験が豊富な人、つまり人生が平坦ではなく、苦労があったり、成功したり、泣いたり、笑ったり、悔しがったりと色んな経験を持っている人が良いセールスレターを書くことができます。
それは、見込み客である人間の感情を体験として感じたことがあるので、他人の感情がわかるからです。
人間の感情が理解できるので、その感情から共感したり、購買意欲をあげたりすることができるからです。
今から様々な体験をするにはお金も時間もかかる
これを読んでいるあなたは、おそらく社会人が圧倒的に多いので、様々な経験をしようにも、お金も時間もないよって思っているかもしれません。
そこで、そのようなあなたには「映画を見ること」をお勧めします。
なぜなら、映画はスクリーンを通して映像を見るので、主人公に感情移入しやすいからです。
しかも、映画館で見ても安いのでお金がかかりません。さらに、時間も2時間ぐらいなので、休日に2本の映画を見れば、2つの体験ができるというわけです。
映画を見る時には映画に没頭する
映画を見ることで、人生で経験したことがないようなシチュエーションを疑似体験して感情がどのように動くかを感じることが目的なのですが、一つ注意点があります。
それは、映画評論家のような客観的な視点、つまり、少し引いた視点で見るのではなく、映画の中に入り込むような没頭した中で見ることです。
少し引いた視点では、感情の起伏が小さくコピーライティングに必要な感情を体験することができないからです。
また、感情が動く時の記憶というのは非常に残りやすいことが科学的にわかっているのですが、引いて見てしまうと記憶に残りづらく時間の無駄になりかねないからです。
そのため、映画の主人公に自分がなりきって見ることが一つのポイントになります。
今はアマゾンビデオやNetflixのようなネットサービスもあります
もちろん、映画館で映画を見るのも良いのですが、今ではインターネットが発達しているので、もっと気軽にアマゾンビデオやNetflixのようなサービスが安価に利用できます。
このようなオンデマンド・サービスであれば映画館ではもう放映していないような古い名作からテレビのドラマまで見ることができるので、
様々なジャンルの映像を見ることができます。
あなたには好きなジャンルの映画や動画があると思いますが、できれば偏らずに色々なジャンルを見ることが望ましいです。
これも、疑似体験の量と質をあげるためです。
特にサラリーマンのあなたは自分の感情を抑えない練習が必要です
サラリーマンのあなたは、会社や得意先などで人間関係を円滑するために自分の感情、特に怒りを抑えているはずです。
そのため、長年感情を抑え続けていると、表に感情が現れにくくなってしまいます。サラリーマンという仕事の面で必要なことも、コピーライティングをマスターするには邪魔になることもあります。
つまり、映画を見ていても感情を抑えてしまい、せっかくの体験ができないということがあります。
もちろん、そのようなあなたにも感情がなくなったわけではなく、あなたが無意識に感情を抑えてフタをしているだけです。
だからこそ、映画や動画を見る時に感動したなら涙を止めたりしないでください。
もし、どうしても感情を抑えてしまうというあなたにオススメの方法を2つ紹介します。
1つ目は、サンドバックやクッションに日常の怒りや不満をぶつけるために、殴ってください。
これは、ストレス解消にもなりますし、怒りを抑えていることで体調を悪くしている人の治療にもなるそうです。
殴る時に、とにかく感情を解放してください。そのようにすることで、抑えられていた感情が徐々にほぐれて、感情の起伏が感じられるようになってきます。
ここで、あなたは「そんなことすると、怒りが抑えられない人になるのでは?」と思ったかもしれません。
しかし、怒りを押さえ込んでしまうことと、怒りをコントロールすることは全く違います。あなたが必要なのは、怒りをコントロールすることです。
決して、怒りを抑えることではないのです。
2つ目の方法は、あなたに良いことがあったら極端に喜ぶことです。
日本人は、恥ずかしいという思いから、あまり喜びも表に出しませんよね。そこで、ちょっとでも良いことがあった時には、ジャンプしながら大げさに喜んでください。
そうすることで、自分の中に知らなかったような喜びの感情が湧いてくるのを感じるかもしれません。
また、喜ぶための良いことは「他人から見たら、しょうもない些細なこと」でも構いません。
例えば、「今日は雨が降らなかった」とか、「自分の決めた時間に起床することができた」など、一見どうでも良いことで喜んでも一向に構いません。
逆に、喜ぶハードルを上げてしまうと、結局喜ぶことができないで、感情の変化を体験できない結果になるかもしれません。
以上のように、感情を解放する練習を続けることで、徐々に自分の中で感情が動いているのがわかるようになります。
感情の動きがわかるようになれば、映画を見たときの感情の動きも敏感に捉えることができるようになりますよ。